緑内障とは
目の中の圧力(眼圧)によって、眼球の奥の方にある視神経が傷つき、視野が狭くなっていく病気です。視神経が傷つくことによって一度失われた視野は元に戻りません。しかし、片目の視野障害が起こったとしても、日常生活では両眼で見ているため、視野障害に気づかないことが多く、また、何年もかけてゆっくりと進行していくため自覚症状に乏しく、知らないうちに進行していることが多くあります。したがって早期発見、早期治療が重要ですので、お気軽にご相談ください。
緑内障の検査
視野検査
視野計測機器にて視野が欠けている範囲を調べ、緑内障の進行具合を調べます。
眼底検査
視神経の状態、網膜、血管などを調べます。
眼圧検査
眼圧(目の中の圧力、目の硬さ)を測ります。緑内障管理のための必須の検査です。
緑内障の治療
一度傷ついた視神経を元に戻す方法はなく、病気の進行をくい止めることが目標となります。緑内障の治療は、眼圧を低くコントロールすることが最も有効とされており、主に点眼薬で眼圧を下げます。眼圧を下げることによって、視神経の負担を減らし、進行を抑えたり、進行速度を遅くすることができます。点眼薬のみでは効果が不十分な場合、レーザー治療や手術が必要になる場合もあります。